看護師が子育てしながらキャリアアップする方法

2023年1月10日

子どもや介護を必要とする家族がいても働きやすい環境づくりや、働きながら専門的な勉強をするための進学支援、趣味やリフレッシュのための休暇の確保などのさまざまな取り組みが進められています。訪問看護も例外ではありません。

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自分がどうしたいか、考えて行動することが重要なんです!

看護師という専門職に就いた以上、もっと自分を高めたいと思う一方、子どもの母親としても立派に努めたいと思うのは普通です。
 
そうなると、やはり母親としての自分が大きくなり、日々の仕事に支障が出て、自分が納得できる仕事になりません。
 

そのためには、まず人に認めてもうことが先決です。認めてもらうためには、それなりの材料が必要となり、その材料は自分で作らなくてはいけません。そのため、 考えて行動する事がとても重要になります。

 

看護師の仕事は、日々忙しい

看護師は、プライベートの時間が限定されて、結婚や出産の機会が失われがちな仕事です。

 

また結婚や子供ができたとしても、子育てと家事の両立がかなり難しいのです。

ママ看護師に話を聞くと、

「定時に終わることはほとんどないし、家に急いで帰ってまた仕事をしている感覚になっています。」

「仕事に時間が取られすぎて、育児がまともにできていない。本当にこのまま仕事を続けていて良いのかと思う。」

こういう声がよく聞かれます。

ワーク・ライフ・バランスが大事だと言われていますが、現実としてコントロールするのはかなり厳しいと思うのが臨床現場で働く看護師の印象です。

 

とはいえ、うまく時間コントロールできているママ看護師もいます。

では、ワーク・ライフ・バランスをどうとっていけばいいのでしょうか。

 

将来を考えることはだれでもあります!

看護師も基本は同じで、看護の専門的な知識や技術を持っている点が他の仕事と違うところです。

そんな看護師ではありますが、将来のことを考えたとき

「特に考えていません。日々の仕事が忙しくて。」
「働きかたに迷っている。」
「プライベートを充実させたい。」

と、さまざまな考え方があります。

看護師は、キャリアをどんどん磨いていく人もいれば、子育てや家庭を重視したい人、なんとなく仕事をしている人がいます。

 

どの状況であったとしても、キャリアを明確にすることが大事です。

看護師として働いていく上で、

「これまでの自分はどうだったのだろうか。」

と考えてみてください。

例えば、

「看護師を続けている理由はなぜだろう?」

こういう問いを自分に聞いてみましょう。
その理由として、仕事が楽しいからという答えなら

「看護師の仕事のどこが楽しいの?」

と、深く質問を自分にしていきます。
質問をし続けてどんどん掘り下げてみてください。

そこに、あなたの本当の想いが隠れています。

仕事とプライベートの割合を数値化すると、より鮮明に目標と現在を理解することができます。例えば、プライベートよりも看護師としてのキャリアを積んでいきたい人であれば、

・仕事:80%
・プライベート:20%

こういう人もいるでしょう。
看護師でフルタイム労働するけど、子育てや家庭を仕事より大事にしたい。

こう考えるなら、

・仕事:40%
・プライベート:60%

こう数字になるはずです。

一人ひとりの背景も違えば、大事にしたいポイントも大きく異なります。

 

ママ看護師はどう働くべき?

看護師として働いていたけど、今は子育て中。復帰するときに、

「パートになるべきだろうか。時短勤務も選択肢としてあるし、収入を考えると夜勤もしないと・・・。」

と悩んでしまいがちです。

家庭と収入のバランスが難しいと誰もが思うことでしょう。

ここでは、働き方の選択肢について伝えますね。

 

正職員として時短勤務をする

時間が減った分の給与は出ませんが、ボーナスも支給されますし福利厚生が整っている病院であれば、その恩恵を受けることができます。

 

ただ、時短勤務といっても確実に時間が帰れない場合もあります。

 

あなたが働く職場の理解も必要ですし、責任もフルタイム看護師と同様に発生するので、難しい部分もあるのが時短勤務です。

次に選択肢として浮かんでくるのが、パート看護師になります。

 

パートの良い部分は短時間で仕事を終わらせることができること。色々な時間が用意されていて、午前中だけ働くパート看護師も中にはいます。

 

先に書いた月に5万というような少額を目標金額にしているなら、十分すぎる働き方になります。

週3常勤もなかなかよい

これはなかなか聞き慣れないと思いますが、制度上週3常勤で会社の社会保険に加入することは可能です。

 

ビジナは訪問看護でこれをはじめて取り入れて、好評いただいています。

 

週3常勤であれば、子育て、大学院、介護などさまさざまなワークライフバランスに対応できるかと思ってのことです。

 

まとめ

ママ看護師というのは、さまざまなバランスを考えて看護師を続けています。一人ひとりの環境は全く違うので一概に言うことはできませんが、仕事と家庭の時間に追われる日々を送っています。

働く環境によっては温かく見守ってくれる職場もあれば、あまり良い顔をしない職場も正直ありますよね。子育てしながら看護師という仕事もするのは大変なことです。

もし、あなたの職場が理解をあまりしてくれないのであれば、子育てしながら楽しく看護師ができている職場を私たちもいくつも知っています。

 

どんな仕事でも、人間関係がうまくいかないと長く続きません。困っていることがあれば、いつでも相談してください。