転職さきの選び方ってどうしてる!?看護師(Ns)/理学療法士(PT)/作業療法士(OT)向け
2020年3月25日
みなさんは転職さきを考えるときってどんな基準で選んでいますか?? 例えば、給料高い、条件がいい、休みが多いとかそういったのが一般的ですよね。でも、転職さきを選ぶときって、もっと大切なこともあったりするのでぜひ今回はこの記事で勉強してもらえればと思います。
Contents
まずは自分が転職先を選ぶ基準をしっかり定めておくことが大切
“いい転職さきを見つけるポイント“
➀年収UPできるかどうか
➁スキルアップできる環境か?
➂人間関係のいい職場
➃労働環境がいい職場かどうか?
まず、漠然と転職さきを見つけるといっても、転職さきに何を求めているのかを自分の中ではっきりさせないといけないです
例えば、
・今回の転職では給料UPは求めてなくて将来のために勉強するための転職にしたい
・今の職場は少し残業とか休みが少なくて、プライべートな時間を増やしたいから、お給料は少なくていい
こういったひとそれぞれ悩みはあると思います。なので、いざ転職しようと思っても自分のなかで
・はっきりしている希望
・気づいていない希望
があったりすることは普通なことなので、今回の記事をきっかけに考えてもらえればなと思います。
そのためには、転職先の情報収集が大事!
・・・というわけで、転職先の情報を収集する際に気を付けるべきポイントをまとめてみました。
基準が決まったら、転職さきの選び方を勉強する
求人情報の正しい見方を学ぶ
「さぁ転職をしよう!」と思ったら、まずはじめに何をしますか?
おろらく、「どういった求人があるんだろう?」って思って、インターネットとか広告求人にざっと目を通していく感じではないでしょうか
ですけど、ここで疑問なのが、そういったサイトとか広告とかに掲載されている求人情報を見て「何を正しく見て、判断したらいいか?」こういったのってはっきり答えられるひとって意外に少ないんですよね…
ここからは、そういった正しく求人を判断できるテクニックをみなさんに伝えていきたいと思います。
いい求人を見分けるチェックポイント
➀給与と賞与
➁勤務時間
➂休日
➃子育てしていても働きやすいか
➀給与と賞与
給与欄には、「月給○〇万円」という表記がされていることが多いですが、じつはこの月給には、基本給、各種手当が織り込まれています
さらに賞与は基本給がベースになりますから、初給料をもらったら基本給が少なくて、けっかてきに賞与が少なかったということも少なくありません
この基本給の内訳を把握しておくことが重要です。
➁勤務時間
シフト勤務の場合は、シフトの時間帯と申し送り時間の関係に注意しましょう。
シフト勤務の場合にチェックしておきたいのは、“各勤務時間帯が重なっているかどうか”です。
30分くらい重なっている場合には、その時間が「申し送りの時間」にあたります。
もし、勤務時間帯が重なっていない場合は、勤務終了後に申し送りの時間があることもあります。
その際、申し送りの時間は残業がつかない病院もありますので注意が必要です。
➂休日
いきなりですが、この2つの違いってわかりますか?
完全週休2日制
週休2日制
パッと見ると、どちらも週に2日お休みがあるように見えますが、実は全然ちがいます
「完全週休2日制」は、毎週必ず2日のお休みがあることを指します。
一方、「週休2日制」は、週に2回のお休みがある週が、1ヶ月に1回以上あることを指します。つまり、「週休2日制」は「月5日以上のお休み」しか保証されていません。
これって、知らないで転職してしまうと、けっこうリスクですよね…
病院の人事は、良い人は教えてくれますが、ぼやかすひともいます
そのぶん、極端に給料を高く設定したりもしている場合もあるので、こういった表記がある場合は十分に注意しましょう
➃子育てしていても働きやすいか
その病院や施設が働きやすい環境か、どうかはかなり重要な点であると感じます
わたしも子育てに積極的に参加しているので、勉強会、委員会、残業は基本的に参加していません
これも全て転職前に、強制ではないということを確認したことがよかったです
あとは、
・託児所はあるのかどうか
・有休が取りやすいかどうか
・新人、中途者の教育研修があるかどうか
こういった点も長く働くには大切になってくるので、転職前にきちんとチェックするようにしておきましょう
施設ごとの働き方をしっかり確認する
転職先を選ぶさいのポイント2つ目は、看護師、理学療法士、作業療法士のあなたが今後どう働きをしていきたいかによって基準が変わってきます
ただ、新卒から病院だけしか経験していないと、選ぶ基準って言われても、なかなかほかの他の施設の働き方は想像できないし、難しいですよね…
そういったときにはすべての病院や施設で共通して確認できることがあるので、こういったことを確認しておくといいと思います
・救急指定の病院かどうか
→忙しさがわかる
・病床数と職員配置の状況
→その病院がどの程度スタッフの働きやすさに綱領してくれているかがわかります
・教育体制
→とくに中途で入社したスタッフに対して、きちんと教育してくれるかどうかチェックすることが重要
・研修会参加の費用負担
→研修会の費用負担ってけっこうバカにならないです…、できれば病院側に出してもらえるところがいいです
・ワークライフバランス
→育休、産休でも働きやすい環境が整っているか。職場のスタッフは理解があるかどうか。
病院のよい雰囲気に流されない
選び方のポイント3つめは職場の雰囲気です
ただ、ここで注意しなくてはいけないのが、病院見学の際に、ただ人事担当者のひとに話を聞いて終わりにするのではなくて、実際に自分の目で見て確かめてみることを強くおススメします。
理由としては、話だけの情報だと、人事担当者のひとはいいことしか言わないからです
普通に考えて、自分の病院や施設を見学にきたひとに対して、「じつはこの病院は〇〇がダメなんだよね」って悪く言う人事担当者はいないですよね、、、
もう一度、言いますが、よさげな転職希望先が見つかったら、病院に直接電話してもいいですし、転職エージェントに頼んで調整をしてもらって、一度自分の目で見て確認をするようにしてください
見学の時にチェックしておきたいポイントは以下の通りです
・現場のスタッフの様子
→現場のスタッフまで口裏合わせは難しいですから生の現場をみて判断することができます
・病院見学を申し込んだときの「電話対応」
→忙しい中でも、新入職員に対して丁寧に接するという教育体制が整っていることがわかる
・患者さんを尊重する言葉使いや態度で接しているか?
→このあたりはけっこう素が出たりするものです。もれなくチェックしましょう。職員教育がしっかりしている施設は年収や条件も良い傾向にあります
・設備のチェック
→古いとかではなく、清潔にされているかチェックしましょう。こういった部分に働いている職員の人間関係がでたりします。常に清潔で整頓されている職場は職員も明るくて働きやすいです
転職さきの選び方がわかったら、転職に向けて準備する
いよいよ、よい転職さきが見つかったら、転職に進みます
その際に準備するものは
・履歴書
・職務経歴所
・資格証明書
こういったものが必要になってきます。
転職の履歴書、職務経歴書を書く際のポイントとしては、あいて(人事担当者)に自分の良さであったり、人物を知ってもらう機会になります
そこで、もちろん丁寧に書くことも大事なのですが、「自分という人物」がどういったもののかをあいてにわかってもらえるように意識して書くと、けっこういい感じに書けたりします
まとめ
今回は、
看護師(Ns)
理学療法士(PT)
作業療法士(OT)
向けに
転職の選び方
について紹介しました
看護師・保健師。訪問看護のビジナを運営。自由な社風が売り。新卒で病棟、訪問看護を経験した後、ビジナ起業。起業前から現場勤務の傍らでPRESIDENTオンラインやJBプレスに寄稿。現在は経営の傍らで英語論文も執筆。AERAドットやFRIDAYデジタルに取り組みが紹介されている。