【リハビリ給料】これだけ読んでおけばとりあえずOK!?

2020年12月17日

今回は、理学療法士、作業療法士むけにお給料の稼ぎかたについて紹介していきます。

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理学療法士、作業療法士は安定した職業は、半分ホントで、半分うそ!? 

素人のかたから見ると、病院で白衣をきた理学療法士、作業療法士はさぞ給料、年収が高そうにみえるでしょう。

 

ですが、実際はリハビリ職員のお給料は、年収400万がいいとこで、一年間の昇給は数千円あればいい程度です。

 

これを安定と捉えるか、違うというのかは人それぞれだと思います。ですが、ここ10年で理学療法士、作業療法士の賃金は3%下がっているので、かくじつにずっと安定かと言われると疑問が残るところではあります。

 

10年間、平均年収がかわってない現実

引用元:厚生労働省 (mhlw.go.jp)

 

厚生労働省のデータによると、理学療法士、作業療法士のお給料は10年間でほぼ横ばいです。

 

世のなかの物価が上昇すれば、ふつうそれに合わせてお給料は底上げがされるのが普通ですが、わたしたちのお給料はあがっていません…

 

つまりは、結果的に見ると下がっているということになります。

 

理学療法士、作業療法士の給料はほかの職種に比べると安定しているほうだけど、決して油断はできないよ!って感じで捉えておくといいかもしれないです。

 

今後の需要はどうなの? 

2025年までは理学療法士、作業療法士の需要は高まります。

 

理由としては、2025年までは高齢化社会が進む中で、高齢者へのリハビリテーションの需要は今後も高まっていくからです。

 

また、いままでは病院勤務に偏っていた理学療法士、作業療法士の需要が。今後、施設、在宅の方向にむいてきているため、まだまだ需要は高まりつつあります。

 

2050年には人口が8000万人になることも考えておく 

しかし、問題なのはその先。

 

2050年にかけて日本の人口は減りつづけて、1億2000万人→8000万人になると予測されています。

 

こうなったときに、いままでサービスの主軸が高齢者むけのサービスだったところから徐々に転換をはかっていかないと、いままでのようにはいかないことは容易に予想できます。

 

なので、これから理学療法士、作業療法士の目指したい方。新人さんなんかは、どういった方向性に国は向かっていて、そこに対して必要なサービスはなんだろうと考えていくことも自分の職を守るうえで必要になってきます。

 

理学療法士、作業療法士が飽和になる可能性も視野にいれる 

 

あとは、人口が減っていくのに反比例して、理学療法士、作業療法士の有資格者のかずはうなぎ登り増えてます(笑) ふつうに考えて、供給過多になっているのに国はなにも対策をしません。

 

このまま供給過多になれば、理学療法士、作業療法士のスタッフはキュウリのたたき売り並みに安売りされて、給料が安い状況で働くことを余儀なくされます。

 

その中でキャリアを築いていくには? 

そんな中でも、理学療法士、作業療法士のキャリアをちゃんと積んでいけば、まだまだしっかり稼げるチャンスは山ほど残っています。そんなチャンスの作り方を3つほど紹介していきます。

➀:一般のかた向けサービスの構築

➁:同業者むけのオンラインサロン

➂:企業とタイアップして商品開発

 

①:一般のかた向けサービスの構築

じつは一般のかたから見たら、理学療法士、作業療法士の知識、技術は重宝されるんですよね。

 

この知識、技術をもとに一般のかた向けにサービスを構築し、サービスとして提供、販売していくこともできます。

 

たとえば、個々のお客さんに合わせてセルフケアプログラムを作成して健康管理に役立ててもらうとか。足が疲れにくいインソールを作成して販売するとか。

 

こういった形で、本業いがいのキャリアを積んで、収益を得ることだってできます。

 

②:同業者むけのオンラインサロン

オンラインサロンをやりたいなら理学療法士、作業療法士として、何か自分の得意な分野を作って極めることです。

 

極めたら、そのノウハウを月会費のオンラインセミナーを通して同業者に教えていくことで収益化させることができます。

 

月会費1000円でも、50人ていど集まれば、月に5万円の副収入がはいるようになるのでわりとやりがいはある感じはします。

 

③:企業とタイアップして商品開発

たとえば、企業は障害者向けの運転支援ロボットを作っていたとして。理学療法士、作業療法士は脳梗塞の患者さんの動きを評価するのが得意。

 

ここを掛けあわせることで、脳梗塞の患者さんが自宅に帰ってから、車の運転をしたいというニーズに答えるこたちで、企業とコラボすることで商品開発にたずさわることだってできます。

 

実際に、大学院で専門的な勉強をして企業とタイアップすることで、商品開発に着手している理学療法士、作業療法士はたくさんいます。

 

リハビリの給料についてQ&Aに答えます

さいごにリハビリの給料について気になるところをQ&A形式にしてまとめたので3つ紹介します。

➀:男女べつの給料

➁:初任給

➂:働く場所べつの給料

 

リハビリ給料Q&A:男女べつの給料 

これは医療業界の面白いところですが、基本的に資格を持って働けているので、男性だろうが女性だろうがそこは給料にまったく関係ありません。

 

リハビリ給料Q&A:初任給

理学療法士、作業療法士の初任給は350~400万ていどです。

一年目からがっつり稼げてしまうのが、理学療法士、作業療法士の特権だったりします。

 

※参考:厚生労働省『平成30年 賃金構造基本統計調査(職種・性、年齢階級、経験年数階級別所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額)』

 

リハビリ給料Q&A:働く場所べつの給料

理学療法士、作業療法士は基本的に同じところでずっと働くひとの方が稀です。

数年働いて条件のいいところに転職していくというのが医療業界の常識になっています。

 

参考までに、理学療法士、作業療法士にはたらく場所ごとの年収を紹介しておきます。

1位:訪問看護 年収500~600万

2位:老健   年収450~550万

3位:有料老人ホーム 年収450~500

4位:病院   年収380~460万

5位:デイサービス  年収350~400

 

まとめ:どちらかというとまだまだいける職業です 

まぁここまで厳しいこともいってきましたが、理学療法士、作業療法士の分野はAIや機械にとって変わられる分野ではないので、そういった意味では安心してはたらくことができます。

 

少し給料の面のキツサはあるので、理学療法士、作業療法士の本業をしつつ、自分で身に付けた知識、技術を活かしてマネタイズしていくことが今後は求められますね。

 

今回は以上です。

ありがとうございました。