働くスタッフの声(若手作業療法士)
2022年12月13日
仕事のイメージがつかないと、なかなか応募まで踏み切ることができませんよね。訪問看護がはじてな作業療法士の下林さんに苦労した点や大変だったこと、良かったことなどについてお話しをうかがいました。
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訪問看護未経験 作業療法士 下林さん
こんにちは、広報のモフモフです。
今回は東京のスタッフである、作業療法士の下林さんからお話をうかがいました。
下林さんは訪問看護がはじめてでしたが、若手パワーでいまは大活躍されています。
そんな彼に今回は訪問看護にはじめてきて大変だったこと、苦労したこと、また良かったことなど話をうかがえましたので紹介したいと思います。
訪問看護で一番感じたこと
訪問を始めてみて1番大きく感じた事。
以前は病院だったのでそこと比較すると病院は医療スタッフがホームな環境ですが、訪問は利用者様の自宅に訪問するため、アウェイな立場という印象がありました。
その方の自宅でのこだわり、生活の仕方、礼儀等気をつけて対応をする必要があると感じました。
生活の場である在宅へ訪問することで、地域の中でその人らしい生活を過ごすためにどのような支援ができるか、多職種と連携をとりつつ、日々学ばせてもらっています。
その際に必要な専門性についての「問い」に答えられるよう、理論でも実務でも考え行動し、日々の関わりから見出していきたいと思っています。
信頼関係が大切
見ず知らずの人を家に入れるため、警戒心は必ずあるものと感じています。
まずはしっかりとコミュニケーションをとりそういったところから信頼関係を構築していく大切さをより一層感じました。
在宅では、利用者さん・家族の状況はさまざまであり、生活している中で徐々に生活機能が低下している方や、入院での治療を経験してやっと家に帰ってきていて今は目標がみつかっていないという方もいらっしゃいます。
ただそのような方でも日々の関わりや、ふとした会話の中からやりたいことが見つかり、その目標に向かい一緒に取り組んでいく過程にやりがいを感じています。
また、右肩あがりによくなる方ばかりではなく、疾患や年齢の影響により徐々に生活機能が低下していく方もいらっしゃいます。
その中で悩む事が多いですが、リスクについての伝達や、しっかり話を聞いて考えてくれる先生方、看護師達がいるので、自分にできる事は何かを考えながら、訪問しています。
やりがいを感じること
訪問看護に所属する前は、リハビリテーション病院で勤務していました。
リハビリテーション病院では患者さんの目標が「自宅で生活できるようになりたい」という方が最も多く、主に自宅内を想定した歩行練習やトイレ動作練習、屋外歩行練習などを行っていました。
自宅に退院された患者さんとお話しする機会があり、「自宅での生活で何か困っていることはないですか」とお聞きしたところ、「一人で買い物したいけど歩くのが怖くてできない」、「料理をしたいけど手が上手に動かない」、「自宅で家事などをこなしていたが、だんだん腰が痛くなってきた」など、様々な課題点が見つかりました。
病院だけだとそういった課題点になかなか気づかないと実感し、生活場面でのリハビリテーションを勉強したいと考え、訪問看護にチャレンジしようと思いました。
道を覚えるのが大変でした、、、
はじめは自転車になれる事や、道を覚える事が大変でした。
基本的には毎週決まったルートなので、1ヶ月ぐらいあれば慣れてくると思います。
今後の目標
在宅で困っていることに対し、一緒になって解決できるのが訪問看護の良いところではないかと考えています。
実際に生活してみることで入院中では考えられなかった課題がみつかることが多々あります。
そういった課題に対し、「患者さんと一緒に考え、解決できるように取り組んでいき、その人らしい生活を創造する」、そのようなリハビリを提供できるように精一杯取り組んでいこうと思います。