おすすめの転職の時期っていつなの??看護師(Ns)/理学療法士(PT)/作業療法士(OT)向け
2019年8月21日
看護師(Ns)/理学療法士(PT)/作業療法士(OT)におすすめの転職の時期はいつ?? そんなお悩みを解決します。
Contents
理学療法士( PT)/作業療法士(OT)/看護師(Ns)におすすめの転職時期
まず、前提として求人数が増加するのは2〜3月と、8〜9月です。
これは上半期スタートの4月入社と下半期スタートの10月に、企業も合わせて求人を出していることになります。
つまり、言い換えれば、この4月と10月に関してはきちんと準備していないと、いい求人を逃してしまう可能性があるので注意が必要です。
準備不足や冷やかし程度の気持ちでは当然ふるいにかけられますので、4月入社を目指すなら1月ごろから、10月入社を目指すなら7月ごろから、しっかりと準備を進めておきましょう。
じつは企業の採用意欲が高く、ライバルが少ない4〜5月は転職時期の穴場
しかし、求人数の増加する時期が必ずしも転職の好機とは限りません。
4〜5月は、求人件数は減るものの、企業の採用への本気度はより高くなっています。理由としては、新人を募集していたのが4月に合わせた求人で、この4~5月入社で求められる人材は、どちらかというと即戦力です。
具体的には、新体制発足後に人手が足りない部署へ人材を補てんしたり、退職者が出て穴が開いたポストを埋めるといった、急を要する求人が多いです。つまり、選考も早く進み、適性よりもタイミングが合う人が優先的に採用される可能性があります。
看護師(Ns)/理学療法士(PT)/作業療法士(OT)が4~5月転職がおすすめの理由5選
- ポイント1 選考してもらいやすい
- ポイント2 ライバルが少ない
- ポイント3 じっくり選べる
- ポイント4 ボーナスもらってから
- ポイント5 訪問看護はいい季節
ポイント1.病院/施設/訪問看護等の採用への本気度が高く、選考が進みやすい
新体制発足後に人手が足りない部署へ人材を補てんしたり、退職者が出て穴が開いたポストを埋めるといった具合のため、病院/施設/訪問看護が採用を急いでいることが多い。
ポイント2.転職者が減少傾向にある
4月入社で転職を考えている看護師(Ns)/理学療法士(PT)/作業療法士(OT)がほとんどなので、この時期は競争率も高くなく、転職を成功させるチャンスが高くなる。
ポイント3.焦って転職することを避けられる
まわりの人の意見に流されて焦って転職してしまうと失敗する。しっかりと時間をかけて準備できることは大切である。
ポイント4.夏のボーナスをちゃっかりいただいてしまおう!
4〜5月に活動を開始し順調に進めば、6〜7月に内定、7〜8月に退職というスケジュールが無理なく実現できる。そのため、夏のボーナスをいただいてから退職ができる。
※ボーナスの部分が気になった方はつぎの見出しを参考にしてください。
ポイント5.訪問看護であれば働きやすい季節
知らない土地に住居を移して働く場合は体調も崩しやすいため過ごしやすい季節は都合が良いと捉える。
看護師(Ns)/理学療法士(PT)/作業療法士(OT)で転職直前にボーナス(賞与)をもらうにはどうしたらいいの?
転職したいけど、夏/冬のボーナスをもらってから転職をしたいと思う、看護師(Ns)/理学療法士(PT)/作業療法士(OT)は多いはずです。クマリンもきっちり冬のボーナスをもらってから4月にあわせて転職を成功させました。
良い条件のところに転職できるからボーナスはいらないわ!!
もしそう思っていたらちょっと待ってください。たとえいい条件の転職先だとしてもボーナスがもらえる、もらえないだけで、引っ越しの資金/貯金/家族との外出にまわせるお金が大きく違ってしまいますよ。
「ボーナス本来の意味を知り、ベストタイミングをつかんで堂々と転職しましょう!」
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賞与の支給条件として
「評価の対象となる一定期間に在職していること」
「支給日に在職していること」
この2点を就業規則に定めている病院/施設/訪問看護がほとんどです。
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このことから、就業規則に支給日在籍要件が盛り込まれている場合
たとえば
「支給日を待たずに退職した場合は、たとえ賞与査定期間に在籍していたとしても支給されない」
「賞与支給日が有給休暇の消化などで出社していない期間にあたる場合は、会社に籍があるので支給されます」
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しかし、ここで注意が必要なのは、賞与支給日に在籍していたとしても、退職を予定している人に対する賞与額は少なくするという病院/施設/訪問看護も少なくないということです。賞与は実際には過去の労働に対する正当な対価であるため、そこは遠慮なくいただいてから次の転職先に移るようにしましょう。
転職する前に準備すべき保険関係について
病院/施設/訪問看護ではたらいている看護師(Ns)/理学療法士(PT)/作業療法士(OT)のかたは転職する前に最低限、社会保険/健康保険/厚生年金/住民税/所得税の準備をすすめる必要があります。ここでは注意点に的を絞って紹介していきます。
<社会保険についての注意点>
退職日と再就職日が1日でも空く場合、他の社会保険制度に加入する必要が出てきます。少し休みたい場合は残った有休などを使って、できるだけ空白期間がないようにしましょう。
<健康保険についての注意点>
退職日には、健康保険証を被扶養者分も含めて返却する必要があります。
<厚生年金・雇用保険についての注意点>
年金手帳・雇用保険被保険者証を預けている場合は、必ず返却してもらいます。つぎの転職先に提示または提出しないといけないからです。
<住民税についての注意点>
退職後、少しすると市町村から住民税の明細と納付書が送られてきますので、転職先に提出して給与天引きとしてもらうようにしましょう。これをしないと、1年間分の住民税を一度に全て払うことになってしまので注意が必要です。
<所得税についての注意点>
退職後、「源泉徴収票」が送られてくるので、その原本を転職先に提出します。そうすることによって、転職先は当年内の全ての給与収入で年末調整をしてくれるので、基本的には確定申告をする必要がなくなります。
参照サイト:
「転職前に確認しておくべき税金・社会保険の手続きと良いタイミング」
転職前に引き継ぎをしっかり終わらせる3つのポイント
1.利用者/患者の引き継ぎノートを作成する
2.利用者/患者のためを想い、丁寧に引き継ぐ
3.スケジュールに余裕を持たせて有給消化をきっちり行う
1.利用者/患者の引き継ぎノートを作成する
内容を文章に残すことで、引き継いだスタッフはいつでも見返すことができ、とても役立ちます。
ポイントは、
〇誰が読んでも分かるよう具体的に書く
〇箇条書きで端的に書く
2.利用者/患者さんのためを想い、丁寧に引き継ぐ
これまであなたがごく普通に行ってきた業務が、後任者にとっての当たり前とは限りません。
ポイントは、
〇思い込みは厳禁
〇基本的なことも細かいことも漏れなく丁寧に説明する
3.スケジュールに余裕を持たせて有給消化をきっちり行う
たとえば「退職日の1週間前には引き継ぎを終える!」と余裕を持ってスケジュールを組んでおけば、万が一想定外の業務が入っても、焦らず引き継ぎが可能です。
まとめ
こんかいは理学療法士( PT)/作業療法士(OT)/看護師(Ns)/転職に関して、おすすめの転職時期や、転職に関連して賞与や引継ぎ、保険関係をどうしたらよいかといった悩みに関して記事をかかせていただきました。
転職はかなり労力がいる作業ですが、その先は自身のスキルアップだったり、新しい人間関係による可能性、やりがい、年収UPといったポジティブなことが、あなたをまっています。ぜひ、成功させてください。
今回は以上です。
ありがとうございました🙇♂️
看護師・保健師。訪問看護のビジナを運営。自由な社風が売り。新卒で病棟、訪問看護を経験した後、ビジナ起業。起業前から現場勤務の傍らでPRESIDENTオンラインやJBプレスに寄稿。現在は経営の傍らで英語論文も執筆。AERAドットやFRIDAYデジタルに取り組みが紹介されている。