訪問看護のやりがい Part2 現場からの声

2022年11月1日

これからの時代、高齢者、小児、難病、精神など在宅医療、福祉の分野はさらにニーズが高くなると思われます。できるだけ多くの方が安心して自分らしく在宅で療養できるよう、また地域医療に貢献できるようこれからもステーション全体で力を合わせ丁寧な看護を実践していきたいと感じています。今日はビジナで働いてくださっているスタッフの声を紹介しつつ、働き方にも触れていきたいと思います。

Contents

実際に働いてみてどうですか?

看護師 A、五反田勤務、ビジナ2年目

訪問看護を始めた当初は、道に迷いながら決められた時間に決まった看護ケアをこなすということで緊張感いっぱいでした。

 

お家に訪問して患者さんや家族とのコミュニケーションをとっていく中で、疾患や障害についてはもちろん、生活や考え方もひとりひとり違うということを学び、個別性、多様性について興味深く思うようになりました。

 

訪問看護の仕事は疾患や年齢の範囲も幅広く、在宅ならではの看護ケア、社会福祉制度、地域の関係機関連携など病棟看護師とはまた違った面で勉強しなければならないと感じることも多くあります。

 

どのような看護実践が出来ていますか?

・看護師 B、なんば勤務、ビジナ1年目

私の場合、訪問して知識が足りないことがあったり、情報が整理できず混乱したりなど色々ありました。

 

また、子育て中は体力的にも時間的にも余裕がなく焦りや不安を感じることもありました。

 

そのような中でも先輩や周囲のスタッフに支えてもらいながら、そして利用者さんとの関係で少しずつ自信をつけながらやりがいを感じ、これまで仕事を続けてこられたと思っています。

 

最近は子ども達も成長して手が離れてきたので、今度は自分が少しでも周りのスタッフを支えて、訪問看護のやりがいや楽しさを伝えていければと思っています。

 

現場スタッフの声

看護師、ビジナ3年目

私は、初めから訪問看護師になりたかった訳ではありません。
長年、大学病院で勤務してきた為「一人で訪問し、医師のいない場面で判断しなければならない」そんな事が出来るだろうかと不安でした。
 
病院では、毎日の業務をこなす事だけで、病気は見ていても患者様自身を見ていなかった様に思うからです。
それどころか、一方通行のケアだったんじゃないかとさえ感じます。
訪問看護は30~90分の間、その方とだけじっくり話をしながら、又は触れ合いながらケアをさせていただくことができます。
 
その方が生きてこられた人生や、ご家族や取り巻く環境にまで接することができた時、自己満足では終わらない本当の意味での看護が実践できるのだと思います。
 

看護師、ビジナ1年目

在宅は病院とは違い先輩看護師や医師への相談が直ぐに行えない、経験豊富な看護師が働いている、というイメージがあった為、知識や技術の面で不安がありました。

しかし実際は、先輩方の経験年数は幅広く、ステーション内や訪問先で判断に迷った時、相談することのできる環境が整っています。

また、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士も多数在籍していますので、セラピスト目線での評価も学ぶことができます。

看護師として全身状態の管理をすると共に、学んだことを活かしてリハビリテーションを実施することで、提供させて頂くサービス内容の幅が広く、そして深くなりました。

病院勤務時は常に時間に追われ、患者様との時間が十分に持てず、理解が浅かったように感じます。

今では、ご利用者様と1対1でじっくりとコミュニケーションを取り、ケアを行うことができる様になりました。