20代で差がつく!?給料の安いセラピストと高いセラピスト 看護師、理学療法士、作業療法士向け
2019年10月19日
あ~せっかく苦労して国家資格を取ったのに、給料安すぎてマジでやってらんね~、やりがいも大事だけど、もっと働いたことに対して給料あげるとかで正当に評価してほしいよ、、、
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たった5.4%? 医療費全体でリハビリテーションが占める割合
この数値をみてみなさんはどう思いますか…?
少なそうですよね…。
というか普通に少ないです…
けっきょく、われわれの平均年収が10年たっても、まったく変わっていない理由はここにあります。
たとえば、かつて理学療法士、作業療法士の医療施設での収益は1年間で1,300万円程度ありました。ところが、今はせいぜい900万円ぐらいになっています。
介護福祉施設で施設のPTの収益が700万円強だったとすると、給与は300万円、50歳を過ぎてもせいぜい400万円程度。医療施設でも同様の給与水準になるというわけです。
我々は白衣を着ていると一般の方からは裕福そうに見えるようなのですが、ワーキングプアと言ってもいいくらいだと思います。
給与は勤め先にもよりますが、先に挙げたようなケースでは結婚しにくいし、50代で子どもが2人いても、大学へ行かせたいと言えるような給与所得ではありません。
せっかくなので働きかたを見直してみませんか?
自分は作業療法士として、訪問看護で働きながら副業でブログ、YouTubeも全てやっています(笑)
訪問看護への転職はバブるに波乗りできたので、年収1.5倍になりましたし、ホントにタイミングがよかったと思います。
いまは将来を見越して副業に挑戦して、本業+副業で月収100万ぐらいの収入をつくることができています。
いまの時代は、転職して年収UPも重要ですが。
・非常勤勤務で週3回勤務にして副業をはじめてみるとか
・訪問看護でインセンティブ制度を利用して年収600万にしてみるとか
そういった内容がわりと重要かなと考えています。
給料安いけど、行動できたら年収バク上がりですよ
いきなり煽るようで申し訳ないですが、結論からいうと行動できないひとはいつまでたっても年収UPが難しいです。
これは経験談ですが、自分はバク上がりしたくて、老健(年収400万)→訪問看護転職で年収600万UPの転職を成功させました。
正直、特別な能力はなかったですが、転職の情報をしっかりとキャッチしながら訪問看護のブームにうまく波乗りできたことが大きいです。
情報に疎い=給料安い=年収低い
あまり言いたくないですが。
「給料低い」、「年収安い」って
言っているだけのひとは行動できていない人が多いです。
たとえば、こういった情報って知ってますか?
転職サイトに出てくる良い求人。
通称、非公開求人っていうのがあります。
例えば、こんな感じでマジで良い求人っていうのは存在します。
写真の例だと確実に訪問看護で月50万、年収600万ベースいく感じの求人ですね。
たとえば、こういった非公開求人は転職サイトの登録者が優先なので普通にはGETすることができないです。
こういった情報って自分から取りにいかないと誰も教えてくれないですよ…
だって教えたら他人に年収良いところ取られてしまうので普通は教えないですよね。
結論としては理学療法士、作業療法士で年収、給料が高いひとって普段から自分で情報を仕入れて行動できるひとが多いです。
まぁ少し厳しいことを言いましたが、気を取り直して。
病院、老健、有料老人ホーム、訪問看護でそれぞれ転職するときに年収UPさせるためのポイントがあるので、それぞれ紹介していきます。
理学療法士、作業療法士の給料をバク上げする方法
給料手取りをバク上げできる転職について順に紹介していきます。
- ➀:訪問看護で年収600万
- ➁:老健で年収550万
- ➂:有料老人ホームで年収500万
- ➃:病院で年収500万
➀訪問看護で年収600万
訪問看護は「基本給+ボーナス+インセンティブ制度」の働き方が可能です。
このインセンティブ制度があるので、年収600万が可能だったりします。
➁:老健で年収550万
いがいと盲点なのが、ココ!
そう老健なんですね。老健は思っているいじょうにお給料・手取りがいい求人がおおいです。
➂:有料老人ホームで年収500万
老健につづいて以外と給料・年収がたかいのが有料老人ホームなんですよね。
ひとり職場も多いですが、気楽にはたらけて、給料もいいのでわりと最高ですね。
こんなポイントを意識してもらえれば年収・給料のたかいところに転職しやすくなります↓
➀:大手が運営しているところで経営が安定している
➁:福利厚生が充実していてスタッフにきちんと利益が還元されている
➂:施設の規模感
➃:同じエリア内で複数の店舗を持っていて指導的な立場のキャリアアップが可能か
➃:病院で年収500万
病院も転職のポイントをしっかりと押さえれば年収500万とかは可能です。
病院の場合は、人数が多すぎて役職を狙えなかったり、ボーナス依存の働き方はいがいとリスクが高いので、そのあたりは気をつけたほうがいいです。
離婚を考えるぐらいの給料の安さと将来性のなさ…
晴れて、理学療法士、作業療法士の資格をとったら社会人として世の中に貢献して、お金を稼ぎながら結婚、子育て、海外旅行、趣味、幸せに暮らしたい!
と思っている人は多いのではないでしょうか!?
正直いうと、理学療法士、作業療法士のふところ事情はそこまで悪くありません
しかし、大多数のひとがおそらくこういった悩みを抱えています。
・昇給も微々で、将来に不安がある
残念ながら…、その悩み&不安はあってると思います
副業とかもわりとおすすめ
一時期、安定を求めて公務員への転職も悩みましたが。
訪問看護への転職はバブるに波乗りできたので、年収1.5倍になりましたし、ホントにタイミングがよかったと思います。
あとは、将来を見越して副業に挑戦して、ブログ、YouTubeこういったものに挑戦しながら、自分で何かものを売るという体験をするのがおススメですね。
全国の平均給料は高いのか?
まず、これは嬉しい情報ですが理学療法士、作業療法士、看護師の給料は、同年代の給料の平均よりも高い傾向にあります。
実際に給料の高い、安いかの判断は人それぞれの感覚によるかと思いますが、基本的には「食べていくことに困ることはない」水準ということは事実です
看護師(Ns)の全国平均給料
・平均年齢:38.2歳
・勤続年数:8.1年
・労働時間:149時間/月
・超過労働:8時間/月
・月額給与:341,900円
・年間賞与:833,200円
・平均年収:4,800,300円
理学療法士(PT)/作業療法士(OT)の全国平均給料
・平均年齢:31.8歳
・勤続年数:5.3年
・労働時間:163時間/月
・超過労働:5時間/月
・月額給与:280,300円
・年間賞与:904,500円
・平均年収:4,264,800円
一般企業の全国平均給料
・平均年齢:36.7歳
・勤続年数:6.2年
・労働時間:160時間/月
・超過労働:15時間/月
・月額給与:267,000円
・年間賞与:100,000円
・平均年収:4,200,000円
手取り給料はいくらぐらい?
手取りを計算するには総支給額に0.8をかけた数値がだいたいの手取り額になります。
なので、さきほどの平均給料で紹介した額から計算すると、
・看護師(Ns)の場合
月額給与341,900円×0.8=273,520円
・理学療法士(PT)/作業療法士(OT)の場合
月額給与280,300円×0.8=224,240円
ちょっと他のパターンも見てみましょう!
例えば、年収は一緒だけど、基本給支給額に大きな差があるAさんとBさんでは手取り額はどのぐらい変わるでしょうか!?
・Aさん:年収500万円
基本給:233,000円
ボーナス:1,000,000円
手当:100,000円
手取り:266,400円
・Bさん:年収500万円
本基給: 300,000円
ボーナス:200,000円
手当:100,000円
手取り:320,000円
順調に基本給が伸びればこれだけ手取り額に差がでます。
看護師とかセラピストだと、昇給率が大学病院で3000~4000円。民間病院だと1000円とか良くて2000円位だと思います。
なので、年収UPを少しでもしたいなら、基本給を伸ばすと言うよりは、手当が高い病院に就職や転職をした方が案外、手取りを簡単に増やすことができるのがポイントだったりします。
初任給の比較しちゃいました
結論、私たち看護師、理学療法士、作業療法士の初任給は一般企業と比較しても高い方に入ります。
平成31年度賃金構造基本統計調査によると、
一年目看護師の給料
→平均年収は423万円
一年目理学療法士/作業療法士の給料
→平均年収は382万円
一年目社会人の給料
→平均年収は380万円
参考URL:
https://www.mhlw.go.jp/index.html
看護師、理学療法士、作業療法士の初任給が一般企業リーマンと比べてなぜ高いのか??
理由としては、やはり資格に対してお金を出してもらってるという要素が強いです。
一般企業の場合は新人でまだ何もできない赤ちゃんみたいな存在ですが、わたしたちは資格さえあれば医療行為やリハビリテーションの提供ができますからそういった点で大きな違いがあります。
でも、やっぱり給料安い
さて、看護師、理学療法士、作業療法士の給料は初任給こそ高かったですが、一般企業の友人に数年で追い越されてしまいます!!
やはり原因としては昇給率の悪さでしょうか。
わたしたちは、ずっと同じ病院や施設に勤めていても全然昇給していきません
正直給料の低さから、「結婚できるのかなぁ」といった不安や悩みを抱えているひともいます。
やはり私たちがこの昇給の悪さから脱出するためには、ずっと同じ場所で働き続けるというよりは確実にキャリアを積むか、常に情報を入手しながら条件が良いところに転職していく必要があります
プライベートにこだわる人ならコスパ最高
まぁそれでも、看護師、理学療法士、作業療法士の全国平均年収がそれぞれ
看護師の平均年収: 480万
理学療法士、作業療法士の平均年収:430万
なので、社会全体からみたら正直高いほうではあります。
「自分はあまり年収はこだわっていない!」、「プライベートを充実させたい」という人は条件面を見直して、
- 残業を少なくする
- 土日祝休みにする
- 人間関係が良いところを選ぶ
- 福利厚生が充実している
こういった条件で転職してみるのもいいかもしれません。こういった条件でも平均年収を目指せるのが看護師、理学療法士、作業療法士の強みではないかと感じています
どうやったら給料あがるかな?
ここまで「給料安い」、「プライベート重視なら給料高い」を紹介してきました
ただ、じつはありがたいことにわたしたちは給料が高い働き方を選ぶこともできるんですよね。
例えば転職であるポイントをおさえれば
こういったことが可能です↓
訪問看護で年収600万
病院転職で年収500万
老健転職で年収500万
正直、転職しても給料高いひとはたまたま高くなるのではなくて転職時にちゃんと自分たちのお給料が高くなるポイントを押さえています
たとえば、
訪問看護なら、インセンティブ
病院転職なら、キャリア
老健転職なら、施設管理者
こういったポイントを押さえて転職することで年収UPの可能性がひろがります
給料の高い職場ランキング
看護師のランキング
1位:病院
2位:介護老人保健保険施設
3位:訪問看護
4位:クリニック&美容クリニック
5位:デイサービス
やはり看護師は病院や施設で働くことで「夜勤手当」がお給料や年収に大きな影響を及ぼしています
理学療法士、作業療法士のランキング
1位:訪問看護
2位:介護老人保健施設
3位:病院
4位:クリニック
5位 :デイサービス
理学療法士、作業療法士がいまから年収を上げたいなら圧倒的に訪問看護がおススメです。
日勤帯だけで年収600万-700万以上は可能です。
まとめ:行動を起こさない限り何もかわりませんよ
今回は、理学療法士、作業療法士、看護師むけに給料が安いを紹介しました。
給料が安い理由はそれぞれあると思いますが、給料をあげる方法は、わりと限定されますよ。今回の記事を参考にまずは自分の行動を振り返るきっかけにしてみましょう。
看護師・保健師。訪問看護のビジナを運営。自由な社風が売り。新卒で病棟、訪問看護を経験した後、ビジナ起業。起業前から現場勤務の傍らでPRESIDENTオンラインやJBプレスに寄稿。現在は経営の傍らで英語論文も執筆。AERAドットやFRIDAYデジタルに取り組みが紹介されている。