訪問看護常勤、非常勤で働くのどっちがいいの?
2022年12月26日
求人広告などで「常勤」「非常勤」という言葉を見かけたことのある人は多いはず。 しかし、その違いについて説明できる人は少ないのではないでしょうか。ここでは、常勤と非常勤の違いや職種によって異なる働き方について解説します。
Contents
常勤と非常勤の違いとは?
常勤と非常勤はそれぞれ明確に定義されているわけではありませんが、職種や業種、企業によって働き方が異なります。
常勤と非常勤の最大の違いは労働時間
常勤と非常勤は、労働時間の長さで区別されることが多い傾向にあります。
具体的には、フルタイム(1日8時間)で週5日勤務していれば「常勤」、1日8時間で週3日、1日5時間で週5日など、フルタイムの勤務時間に満たない場合は「非常勤」と分けられます。
常勤・非常勤で区別されることが多いのは、医師や看護師、保育士、教員、塾講師などです。また、常勤・非常勤の区別の基準は、職種や企業によっても違うことがあります。
職場によって常勤・非常勤の基準は違うことも
労働時間の長さ以外で常勤・非常勤が区別される例として、一部の国立大学では労働時間に関係なく「定年までの勤務」を前提とする場合のみ「常勤」、それ以外はすべて「非常勤」と呼んでいます。
また、週5日のフルタイム勤務でも非常勤であったり、逆にフルタイム勤務ではなくとも常勤というケースもあります。
もし求人情報で常勤・非常勤という記載があった場合は、具体的にどんな働き方なのかをしっかり確認しましょう。
常勤と非常勤はどちらの働き方がベスト?
働き方に様々な選択肢がある時代ですが、常勤が良いのか非常勤が良いのかは各自の状況によって違います。
主婦の人であれば、家事や育児などの関係から常勤よりも非常勤の方が働きやすいということもありますし、同じ主婦だとしても、自分が主に生計を支える立場であれば安定する常勤を選ぶべきです。
常勤が良いのか非常勤が良いのかは、一般的には常勤が良いと考えられがちですが、実際に良いのか悪いのかは十人十色です。
言葉に対する先入観を持たず、現在の自分の状況やライフスタイルを考えて都度判断することが望ましいです。
常勤と非常勤のそれぞれの良いポイント
常勤と非常勤、それぞれの働き方の観点から考えてみましょう。
時間の自由が多いのは非常勤
労働時間が短くなるのは非常勤の方ですので、自由に使える時間は常勤よりも非常勤の方が多くなります。
そのため、主婦や育児・介護をしている人、ボランティアなどの市民活動をしている人の場合には、非常勤の方が働きやすくなる可能性があります。
ただし、職種によって夜間の長時間勤務などがあり、そのために生活のリズムの問題で使える時間はそれほど多く確保できない場合もあります。
仕事を気楽に楽しめるのは非常勤
常勤では仕事上は責任も大きく、また嫌なことが合ったとしても毎日職場に通って働く必要があります。
非常勤は仕事上の責任も軽く、ストレスがあるとしても常勤ほど頻繁に通勤したり、長時間職場にいる必要がありませんから、精神的な負担があったとしてもガマンしやすくなります。
仕事に就きやすいのは非常勤
業界・業種にもよりますが、常勤よりも非常勤の方がスキル上のハードルが低く、仕事に就きやすくなっています。
ただし、非常勤ではあっても、時間的な都合が合わない募集も多く、実際に選べる仕事は限られることも少なくありません。
職場の待遇が良く生活が安定するのは常勤
給与や福利厚生、社内教育が充実しているのは圧倒的に常勤です。
非常勤の場合は人員不足のために補充されるというケースも多く、待遇面への投資が不十分で、どうしても常勤に劣ることがほとんどです。
そのため、生活が安定しやすいのは常勤の従業員となります。
訪問看護に常勤で働くメリット、デメリット
メリットは!?
看護師が常勤で働くメリットと言えば、お給料や福利厚生などの待遇が良く、毎月一定の賃金が支払われるために、給与も安定しています。
ビジナの場合も常勤は高給与設定です。
また常勤は機関の定めがない定年までの無期雇用になる為に、転職や解雇がない限り、訪問看護ステーションが倒産してしまうような事態がない限りは、仕事がなくなってしまう事はありません。
ですので社会的な信頼も高く、住宅ローンなども組みやすいと一般的には言われています。
デメリットは!?
一方でデメリットとして異動や転勤などもあり、原則的には会社に従う必要があります。
オンコールが必死になるケースもあれば、責任のある業務を依頼される事も多く、付随して残業が増える傾向があります。
非常勤で働くメリット/デメリット
メリットは!?
一方で看護師様が非常勤で働くメリットとしてはやはり時間です。
特に訪問看護であれば訪問件数で働く事が出来る為に、自分自身が希望する時間帯や曜日で働く事が出来きます。
エリアによっては直行直帰可能なステーションもある為に、ご自宅から訪問して業務を終わらせることも可能なのです。
また業務内容に関しても、責任が重い業務を任せられることは少ないので、心理的安全性を保ちやすい環境とも言えます。
デメリットは!?
しかしデメリットとしては、就業にかんする安定性はありません。
訪問看護ステーションの業績が悪くなった時や、方針が変わった時にパートアルバイトの契約が終わってしまう可能性もあります。
また賞与がでないケースが多い為に、常勤に比べれば給与は低くなる傾向があります。
結局、どっちがいいの!?
正職員もパートアルバイトで働く事も、共にメリット/デメリットがある為に、今現在のライフサイクルを考えながら、どちらの就業形態で働くかを考えてみるのが良いでしょう。
どちらかの方が絶対に良い!!というわけではないので、ここはご家族と相談しながら意思決定するのが良いですよ。
どうしても時間の制約がある場合は
働きたい!!そう思っても現実的に常勤として働く事が難しくなることもライフサイクルの中では出てきます。
結婚をしたり出産をしたり。保育園の送り迎えが必要になったり。
看護師として働きたい!という気持ちがあってもどうしても時間の確保が難しく常勤勤務が難しい状況になる事もあります。
そんな時にお勧めな働き方が訪問看護師としてパート/アルバイトで働く事です。
ビジナには週3常勤がある!!
もし時間的な制約があっても、わざわざ非常勤にする必要はないです。ビジナの場合は週3回常勤勤務してくだされば有給、社会保険など常勤と同じ待遇を受けられます。
また、朝の出勤時間も調整可能なので、広報のモフモフもそうですが朝子供を幼稚園に送り出してから時間に余裕をもって出勤が可能です。
看護師・保健師。訪問看護のビジナを運営。自由な社風が売り。新卒で病棟、訪問看護を経験した後、ビジナ起業。起業前から現場勤務の傍らでPRESIDENTオンラインやJBプレスに寄稿。現在は経営の傍らで英語論文も執筆。AERAドットやFRIDAYデジタルに取り組みが紹介されている。