転職の履歴書で特技ってどう書いたらいいの??看護師(Ns)/理学療法士(PT)/作業療法士(OT)向け
2020年3月24日
看護師、理学療法士、作業療法士に限らず、転職を考えたとき、履歴書の書きかたって毎回くせものですよね…。忙しいし、内容考える時間ないけど…、でも履歴書のなかみはちゃんと書かないといけないし、、、そう思っているかたで、今回は履歴書の特技欄について的をしぼって書き方を紹介していきたいと思います。
Contents
履歴書の趣味・特技って重要なの??
結論からいいます!
けっこう重要です。
病院の人事のひとは、履歴書の趣味・特技欄から、応募者の人柄や自社の社風に合う人材かどうかを見極めています。
履歴書だけで、そんなんわかるの!?
って思われる方もいつかもしれませんが、人事で採用担当のかたが一年に何人の応募者の履歴書、面接を見ているか想像できますか?
1ヵ月で10数人、一年で100人近いです。
それだけの数をこなしていると、履歴書の趣味・特技欄からだけでも、応募者の人柄や自社の社風に合う人材かどうかを見極められます
なので、趣味・特技欄があるにもかかわらず、空欄や「特になし」と記載して提出してしまっているひとは一度書き方を見直しておいたほうがいいです
それだけで、転職成功率が格段にUPします
人事が趣味・特技欄で見ているポイント
じつは病院の人事担当者は、履歴書の趣味・特技欄からこういったことをチェックしています
〇ポイント
➀人柄や、会社の社風に合うか
➁面接のときの話題として活用
➂転職意欲の高さ
➀、③は想定できるとして、②は意外ではないですか!?
じつは、病院の人事担当者はある程度、経験を積んだ年配の方が担当していることが多いです。
そのため、たとえば新卒や20代の看護師、理学療法士、作業療法士が
・どういったことに興味をもっているのか
・先輩たちと上手くやっていけるか
そういったことまで見てくれています。
人事としてもせっかく自分のところに興味をもってくれた人だから、会って話を聞いてみたいと思っています。
外資系みたいな成果が求められる会社とは違って、日本の医療分野での転職は人と人との信頼が重んじられる文化が残っている影響もあります
趣味・特技をしっかり書くメリットとは!?
病院の人事担当者の心情がわかったところで、履歴書に趣味・特技をしっかりと書くメリットについて考えていきます
趣味・特技欄を魅力的に見せることで、まず何よりも「●●が好きな人、××が得意な人」と、印象を残すことができます。
自分が病院の人事担当者だったらと想定してほしいのですが、人事はたくさんいる応募所のなかから、最終的に数名程度選んで面接にすすまないといけません
そのときに、やはり紙ベースでの話ですから、
「文字の印象が強くのこる」
応募者を選ぶ傾向があります。
まとめると大事な点はこんな感じです!
〇ぽイント
➀人事担当者の印象に残る
➁面接官との距離感が縮まる
➂自分がどういう人物か知ってもらう
転職に有利な特技とは?
転職に有利だと思える特技は、ずばり!!看護師、理学療法士、作業療法士の仕事に関連したものがベストです
例えば、技術的なところで言えば、
「脳卒中のリハビリテーションが得意」や「吸引が得意」などの得意分野を書いてもいいと思います。
もし得意分野を書くのであれば、「なぜ得意になったのか?」、「その特技があるから何に活かせるのか?」、そういったことまで書けると、人事担当者の評価はかなり高いです
あとは、
看護師、理学療法士、作業療法士は、チームで動いたり、協調することも求められますから、技術面だけではなく、「人と人とをつなぐコミュニケーションが得意」や「場を盛り上げることが得意」などの性格的な部分も評価される部分になりますので、「こんなこと書いていいの?」と思わずに、ぜひ自分のアピールポイントを見つけてください
特技がないよ!って人はどうしたらいいの?
それでも、どうしても特技が浮かばないという場合は、小さい頃まで振り返り、子どもの頃に好きだったことや、学生時代に夢中になったことなどをヒントに考えてみるといいと思います。
また、日頃、自分の性格に関して長所と感じていることを特技とすることも一案だと思います。
たとえば、
・集団スポーツを経験 → 協調性をもってチームで動けるアピール可能
・人の良いところに気がつく → 観察力があることをアピール可能
・PCが得意 → 書類業務で活躍できるアピール可能
特技は、知識とか技術だけの「いわゆる得意なこと」だけでなく自分の人間性をアピールするものであって、人事担当者との会話の糸口になるものですから、空欄にせずに、自分のことを知ってもらえるチャンスだと思って頑張って書いてみましょう!
履歴書の趣味・特技欄の印象が良い例
【良い例➀】
趣味・特技:
手料理が得意で家族に振る舞うこと。
特にイタリアンが得意で、料理教室にも通っています。話題のお店があれば、食べに行って、どうしたらこの味が再現できるか?と試行錯誤を重ねながら楽しんでいます
【良い点解説➀】
・とりあえず動いてみる行動力がある
・知らないことを学ぼうとする探求心がある
・自分でお金を払って勉強する姿勢がある
【良い例➁】
趣味・特技:
人間観察が好き
以前は、接客業のアルバイトをしていたことがあり、お客様の状況に合わせて、積極的に行動することで、お客様から喜ばれていました。特に子供連れのお客様は移動や食事が大変ですので、先回りして必要なものを提供したりしていました。
【良い点解説➁】
・ひとを相手にする仕事をする上で観察力につながる
・医療現場でも活かせるコミュニケーション能力がある
履歴書の趣味・特技欄の印象が悪い例
【悪い例➀】
趣味はお酒です
【悪い例解説➀】
お酒を扱う会社や、飲み会の多い会社であれば好感を持たれる可能性は否定できないものの、あまり仕事に直接関係のないお酒はすこしストレートすぎる表現でNGです
【悪い例➁】
体力があるので毎日残業もできます
【悪い例解説➁】
これは印象いいと勘違いしていりかもしれないですが、率直にわるい例です。人事からすると、このひとは仕事が遅いのでは?、もしくはスケジュール管理ができていないのでは?、といった疑問を持たれてしまいます。限られた時間で何ができるかのほうが印象がいいです
まとめ
今回は、
看護師(Ns)
理学療法士(PT)
作業療法士(OT)
向けに
転職の履歴書に書く「趣味・特技」
について紹介しました