給料爆上げ!?訪問看護が求める人材とは

2023年1月24日

訪問看護師について理解を深めておくと、いざ転職を決意した際に選択肢が広がります。在宅医療のニーズの高まりと団塊の世代が75歳を迎える2025年を前に、この先「訪問看護師」として活躍できる場が増えていくことが予想されます。実際に、訪問看護ステーションの事業所数は、10年前に比べて2倍以上にまで増えており、今後もこの傾向は続いていくことでしょう。

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これから訪問看護が担う役割

団塊の世代が70代を迎える2025年に向けて、「在宅医療の推進」と「地域包括ケアシステム」の構築が進められています。

 

「地域包括ケアシステム」とは、高齢者が住み慣れた地域で自立した生活を送れるよう医療・介護サービスが一体となり、地域として高齢者や障がいのある方を包括的に支援していく体制のことです。

 

その医療体制のなかで訪問看護は、「24時間体制」・「ターミナルケア」など在宅医療への移行支援や在宅生活支援などの地域包括ケアの一部を担う役割を期待されています。

 

その中で、訪問看護ビジナが求める人材

①自分で考え行動できる

②素直、謙虚、愛嬌

③情報の理解が早く、言いたいことをきちんと言語化できる方

 

逆にここをしっかり抑えられればビジナは高給料になります。

 

一つ一つ説明します。

 

①自分で考え行動できる

当たり前ですが、どこにいっても必要な能力です。しかし、訪問看護の場合は特に利用者と一対一での関わりになるため、こういった自ら動ける力というのは顕著に必要になります。

 

②素直、謙虚、愛嬌

訪問看護の場合、地域のさまざまな職種の方、また家族、本人と接するため、一方的なやりとりではコミュニケーションが成り立ちません。

 

常に素直、謙虚、愛嬌をもってさまざまな方と接することがとても大切になります。

 

③情報の理解が早く、言いたいことをきちんと言語化できる方

ビジナでは社内SNSを活用し、普段の報連相に関して全ていつでもどこでもやりとりが可能です。

 

その分、効率的に仕事を終わらせられるため、スタッフのほとんどが定時で帰宅し、それぞれの生活を送っています。

 

しかし、上記を達成するためにはやはり自分のいいたいことをきちんと言語化できる能力は必要となります。

 

https://youtu.be/g_dvKbk5RPw

 

訪問看護師に向いている人とは?

訪問看護師に向いている人と向いていないと言われる人の特徴について見ていきましょう。

 

○向いている人の特徴

・責任感があり、主体的に行動できる人

・臨機応変な対応ができる人

・コミュニケーションが得意な人

・体力と精神力に自信がある人

 

訪問看護師には、コミュニケーション能力がとても大切になります。利用者やご家族との相談もありますが、その他にも医師・ケアマネジャーなど多職種との連携が必要になります。

 

また、先にも述べたように基本的にひとりで臨機応変に対応することが求められますので、自身でしっかりと考え、行動を起こすことができる主体的な性格の人が向いているといえます。

 

○向いていない人の特徴

・高度な医療処置に携わりたい人

・指示に従って動くことが得意な人

・仕事とプライベートを切り分けたい人

・収入が第一の人

 

訪問看護は、利用者一人ひとりにじっくりと向き合うことができる反面、ルーティンワークに感じてしまうこともあります。「医療の最前線で処置を行いたい」と考えている人には向かないかもしれません。

 

また、訪問看護師は、オンコールや急な訪問対応の可能性があるので、仕事とプライベートのオンオフを分けることが難しいという面があります。休みの日にいつ電話が掛かってくるかわからない状況にストレスを感じてしまう人は、最初のうちは負担になってしまうかもしれません。

 

訪問看護師に求められるスキルとは?

訪問看護師に求められるスキルとは何でしょうか。医療的なスキルはもちろんですが、それ以外にも身につけておきたいスキルはいくつかあります。

 

観察力

利用者の状態に合わせた健康観察は、訪問看護だけでなく看護業務を行っていく上で重要なスキルです。

 

特に訪問看護は、同じ利用者に対して毎日訪問するわけではないので、細かな変化を見落とすことなく適切な処置を行う必要があります。

コミュニケーションスキル

これは「訪問看護師に向いている人」と内容が重複しますが、必要なスキルと言えます。

 

利用者やそのご家族からは様々な要望を受けるため、応えられる要望には応え、出来ない要望についても否定するだけで終わることなく、まずは話を受け止めることが重要です。

 

また、医師やリハビリスタッフ、ケアマネジャーなど多職種連携をしていく必要があるため、利用者の周りの関係者との連携が不可欠です。共通した認識をもって適切な処置を実施するため、密なコミュニケーションを取ることが求められます。

看護記録

訪問看護は記録業務が多く、簡潔明瞭な記録を行う必要があります。1日の訪問数が5件以上ということも珍しくはなく、その日のうちに記録することを考えると、簡潔な記録が重要です。

保険制度に関する知識

訪問看護は「医療保険制度」と「介護保険制度」の両方が利用可能です。

 

疾患や年齢により利用できる保険が異なるため、利用者やその家族へ説明ができるよう両方の保険制度について理解しておく必要があります。

 

また、「医療保険制度」は2年に1回、「介護保険制度」は3年に1回の改定があるため、改定時の情報のアップデートも必要になります。