すぐ辞める🙀?訪問看護師ってどうなの
2023年1月6日
ちょっと待ってください!! わたしに1分ください。訪問看護を辞めたい理由は人それぞれで、また解決があるかもしれません。一時の辞めたい感情で動くのではなく、状況に合わせて皆様の状況に合わせた検討ができれば嬉しく思います。
訪問看護を辞めたい!と強く思っていませんか。
「待ってください!」
まずは、冷静にどういう理由であなたが辞めたいと考えているのか、その状況把握をするべきです。
もし辞めたいと思っても、本当に辞めるべきか、辞めるのを思いとどまるべきか、転職で解消すべきか、それはあなたが置かれている状況によって違うからです。
「訪問業務が向いていない、自転車・自動車の移動が向いていない、体力的に厳しい」となる状況があれば、訪問看護従事自体が難しいので、辞める選択をしましょう。
「オンコールが負担に感じる、人間関係が悪い、業務の切り替えが困難になる」となる状況があれば思いとどまり、解消方法を実施してみましょう。
「ポジションがない・将来が不安になる、相談できる環境がない、ハラスメントが多い」となる状況があれば、訪問看護を辞めるのではなく、転職で問題解決をするようにしましょう。
一時の辞めたい感情で動くのではなく、状況に合わせて皆様の状況に合わせた検討ができれば嬉しく思います。
オンコールが負担
訪問看護で1番最初にネックになるのが、オンコール業務になります。
しかし、近年重症化が増えている在宅環境ではオンコールは避けて通れない道です。病院からナースコールをなくすぐらい厳しいことです。
訪問看護が好きでもオンコールがネックで転職する方も多く存在します。
少しでもオンコールの負担を減らすために、ビジナの場合は、お休みの日にしっかりと休めるように出勤日いがいはナースコールを持たないように工夫しています。
YouTubeでも紹介しています。
人間関係
看護師の退職理由で常に上位に挙がるのが「人間関係」です。特に少人数で運営される場合は尚更だと思います。
夜勤などで当たり外れを確認し、一喜一憂していた看護師が毎日顔を合わせることはストレスフルなイメージは理解できます。
逆に考えると、少人数で皆が仲がいいことをイメージしてください。多くの方が大好きな訪問業務に従事してストレスのない状況を想像できると思います。
ビジナの場合は20代が多く、考え方も非常に柔軟で素直です。やりにくさは正直ないと思います。
業務の切り替えが困難になる
訪問看護ではご本人様やご家族様からのダイレクトな気持ちを感じるため、思い入れをもって看護をする場面が多くあります。
そのため、自宅に帰っても気になってしまったり、不安な気持ちをもつ方も多くいます。また、一生懸命対応したターミナル患者さんの死で辛くなる方もいます。
「業務の切り替えが困難」で辛くなる方は、まずは意図的に切り替えをしましょう。
一番のオススメは、会社で支給されているスマホなどの電源を業務後は切ることです。人は近くにある物を気にしてしまうので、まずは目につくものを変えるようにしましょう。
業務終了時に「今日も一日終わったぞ」と事務所を出た後に声に出すのも重要です。声に出すことで頭の切り替えを強制的にできます。
一般的にある「仕事辞めたい」7つの理由
皆さんは「仕事を辞めたい!」と思ったことがありますか?
社会の荒波にもまれ働いていると、「辞めたい……辞めたい……、とにかく辞めたい……!!」そんな瞬間が一度や二度、三度四度あるのではないでしょうか。今回、働く20~35歳を対象に行ったアンケートでも、71%の人が「仕事を辞めたいと思ったことがある」と回答。
世の人は、いったいどんなシチュエーションで仕事を辞めたいと感じているのか、辞めたい人々の嘆きとリアルな対処法&アドバイスをご紹介します!
1.「お金」
仕事辞めたい人の嘆き
- 給料を30%カットされた(製造/34歳男性)
- 残業手当もボーナスもない。時給換算したら、近所のコンビニバイトのほうが上だった……(SE/24歳男性)
- どんなに遠くても、通勤手当が月100円(インストラクター/35歳女性)
- 隣の席で居眠りをしている人と、終電帰りの自分が同じ給料(Webディレクター/30歳男性)
- 自社ブランドの服をたくさん買わなければならず、生活が苦しい。好きだったオシャレも楽しめなくなった(アパレル販売/24歳女性)
最も多かった「辞めたい理由」は、給与や福利厚生に関することでした。やはり、仕事のやる気には「お金」が大きく影響するようです。
「まぁ、こんなもんか……」とあきらめがつけばいいのですが、「働きが給与と見合ってないのでは?」「今の会社で給与アップは見込めるのか?」など疑問を感じ始めると、仕事のモチベーションもどんどん下がり、やる気が出なくなっていきますよね。
仕事に対する“好き”や“あこがれ”だけでは越えられない、「お金」の壁は皆さん高めなようです。
2.「人間関係」
仕事辞めたい人の嘆き
- 新人の後輩があんぱんを食べながら質問にくる……(Webデザイナー/30歳男性)
- 上司が言ったことをすぐ忘れる。指示どおり進めても、数日後には違うことを言い出す(総務/26歳男性)
- 女性ばかりの職場で、裏でコソコソ陰口を言われる(歯科衛生士/34歳女性)
- 後輩に仕事のミスを指摘すると、「だいたいでよくないっスかー?」と返ってくる(マーケティング/33歳男性)
- 隣の先輩が香水のにおいがキツい! 業務中ずっと爪をクチャクチャと噛んでいて不快!(ボランティア関係/35歳女性)
辞めたい理由として、「お金」と並んで多かったのが「人間関係」に関することでした。些細(ささい)なことが重なってストレスになる場合や、明らかに悪意がある態度をとられるなど原因はさまざまです。
人間関係を気にせず、仕事の成果を出すことに注力できるのがベストですが、職場にはいろいろな人がいるものですよね。一緒にいる時間が長いこともあり、人間関係に関する不満も出やすいのかもしれません。
3.「仕事内容」
仕事辞めたい人の嘆き
- 毎日毎日、血のりを作る仕事に嫌気がさした(ヘアメイク/33歳女性)
- 「売れ売れ売れ」って言われても、売れないものは売れない!(法人営業/35歳男性)
- 人の命を預かる責任と重圧に耐えられなくなった……(看護師/29歳女性)
- 高齢者に高価な宝石を売りつけるのが心苦しくなった(個人営業/26歳男性)
- 財務に興味がない(財務/25歳男性)
- 高所恐怖症なのに高いところに上らないといけない(とび職/28歳男性)
- アイスの試食ばかりで毎日おなかが痛い(商品開発/29歳女性)
1日の多くの時間を費やすことになる仕事。その仕事を好きになれないと、苦痛が多いだけでなく、人生の貴重な時間を無駄にしているのではないかという、焦りを感じることも。
「働くのはお金を稼ぐ手段」と割り切ることができればいいのですが、仕事内容をどうしても好きになれない、自分の性格や能力に仕事が合わないというような場合には、やりがいや満足度よりも「辞めたい」という気持ちが強くなってしまうのかもしれません。
4.「労働時間」
仕事辞めたい人の嘆き
- 今日で会社に22連泊目!(Webディレクター/32歳男性)
- なるべく残業しないように仕事を早くこなすと「まだ余力がある」と思われ、どんどん仕事をふられる。少ない仕事をダラダラこなし、仕事を増やさないようにしている同僚に腹が立つ(事務/32歳女性)
- 原稿締め切り前に連日徹夜で意識がもうろうとしていた時、家に帰る途中でタクシーに何度もひかれそうになった(編集/32歳女性)
- 残業の月上限は120時間までとオフィシャルなメールが流れた(システム開発/23歳男性)
平日は終電まで仕事、休日は疲労回復のために寝だめ……。付き合いが悪くなり友達も減ってしまった……。ワーク・ライフバランスってなんだろう? そんな状況に陥っている人は少なくないようです。
忙しい分だけ、仕事の経験やスキルは身に付いているし、一つの仕事の区切りには、それなりに達成感も感じられる。
そのため、潔く退職を決断できない……。そんな人は、気持ちより先に体力に限界を感じ「辞めたい」と思うことも多そうです。
5.「社風」
仕事辞めたい人の嘆き
- SNSに投稿される社長の交友関係がヤバい(アプリ開発/26歳男性)
- 忘年会や新年会で、毎回出し物をしなければならない(営業/26歳男性)
- あれもダメ、これもダメ。新しいことに何も挑戦できない(Webプロデューサー/29歳男性)
- 会社の仕事がなくなり、常にオフィスの掃除をさせられる(プログラマー/32歳男性)
- 経営層がこぞって怪しげな宗教に入っている(鑑定士/29歳女性)
会社の将来性や社風は、どうしても一個人では状況を変えるのが難しいところ。
入社前には気づかなかった会社のダークな部分が見えてしまったり、数カ月後会社が存続しているのかも怪しい財務状況を知ってしまったりすると、「この会社にいて大丈夫? 早々に辞めたほうがいい……?」という気持ちが大きくなってくるようです。
また、社風や職場の雰囲気が合わないと「自分の居場所はここじゃないのかも?」という疑問が膨らみ、辞めたい気持ちにつながることも。
6.「評価」
仕事辞めたい人の嘆き
- ゴマすり上手が出世する会社だと悟った(建設/35歳男性)
- 同期と比較されて嫌みを言われる(保育士/24歳女性)
- 休みの日に強制的にボランティア活動に参加させられ、感想文を書かなければならない(営業企画/33歳女性)
- 殴られた(AD/23歳男性)
- やること全部を否定されて、自分の人格を失いそうになった(保険営業/24歳女性)
- 男性上司がかわいい女性にだけ明らかなひいきをする(一般事務/26歳女性)
一生懸命取り組んだ仕事に対して、正当な評価が受けられないことが続くと、仕事への意欲ややる気が下がり、辞めたい原因になるようです。
ましてや、自分だけがパワハラ・セクハラまがいの不当な扱いを受けているとなると、自分の存在自体を否定されているようなやりきれない気持ちになります。
自分の仕事を全うし、正当な評価を受ける。それが当たり前ではない職場も少なくないようです。
7.ただただ、働きたくない。笑
仕事辞めたい人の嘆き
- 毎週月曜日は辞めたくなる(営業事務/25歳女性)
- 失恋して仕事どころではない(広報/24歳女性)
- 仕事のことを考えるとじんましんが出る(エンジニア/34歳男性)
- 出勤中、業務時間中、帰宅中。常に辞めたい……(SE/27歳男性)
今の仕事がイヤで「辞めたい」だけではなく、「そもそも働きたくない!」という方も。
昼まで寝ていたい……。好きなことだけして暮らしたい……。そして、お金はいっぱい欲しい……。
これが働く人々の最終結論か、と思わされるような率直な意見ですね。
嫌いな仕事、どうしたら好きになれる?
いったん仕事が嫌になると、不満が雪だるま式に増えてくることがあります。
大切な時間と労力を注ぐ仕事を楽しめないのはもったいないばかりか、嫌々働いているとパフォーマンス低下につながり、辞めたいという気持ちが強くなってしまいます。
そんな時は自分を冷静に見つめてみましょう。
まず仕事や会社が嫌だと感じる理由を紙に書き出します。人間関係、業務内容など矛先を見極め、不満に感じる点をできるだけ具体的に記すのがポイントです。
そして改善策を書き出し、できることから実行していきます。
また、上司へ思い切って悩みを打ち明けると、一人では得られなかった突破口が見つかるかもしれません。
視野を広げ、小さなことからでも行動することで状況や心境が変わり、辞める決断をせず、今の仕事に前向きに取り組むことができるかもしれません。
訪問看護のやりがいとは!?
訪問看護師の仕事は、給与の水準に比べて求められるスキルは高く、感じる責任も重い仕事です。
体力的・精神的な問題で「辞めたい」と感じることも多くありますが、本当に退職する前に今一度訪問看護の魅力を再確認してみましょう。
YouTubeでも紹介しています。
一人ひとりに向き合える
訪問看護は、患者さん一人ひとりに割ける時間が多い仕事です。
病院勤務ではルーティン作業のようになるケースも多く、お互いに「たくさんいる看護師さん・患者さんの1人」としか認識できない場合もあります。
一方、訪問看護では利用者さんの生活の場で深く関わるため、じっくりとコミュニケーションを取ることが可能です。
看護師として成長できる
訪問看護師の仕事は、責任が重い反面自分の裁量でケアを進められる場面も多いため、看護師としての成長やスキルアップにつながりやすいというメリットもあります。
1人で医療処置を行うことで処置の手際がよくなる方や、介護予防・高度医療など診療科の枠を超えた医療に対応し、幅広い対応力が身につく方もいます。
また、さまざまな状態・病状の患者さんやご家族と接することで、コミュニケーション力の向上も期待できるでしょう。
長い時間をかけて互いの信頼関係を築き上げたとき、「自分自身」を必要とされている実感が得られることも、訪問看護の魅力です。
本当に仕事を辞めるべきなの!?
仕事を辞めるべきか悩んだときは、自分がどのような理由で「辞めたい」と思っているかを整理することが必要です。
自分のスキル不足が原因なら、経験を積むことで手際よく業務を進められるようになるかもしれません。オンコール対応が負担と感じても、仕事を続けるうちに慣れる可能性もあります。
人間関係に悩んでいる場合、自分から行動を起こすことで問題が解消するケースは珍しくありません。患者さんとの関係性が悩みなら、周りに相談して担当を変えてもらうといった解決法もあるでしょう。
しかし、職場環境のように時間の経過や自分の努力で変えられないことが理由で仕事を辞めたい場合、違う訪問看護に移ってみるのも一つ手段です。
環境を変えれば、いがいと悩みが解決されたということはよくあります。
辞めたい理由を深掘りし、何が根本的な理由なのかを考えて、必要であれば転職活動の準備を始めるとよいでしょう。
「仕事辞めたい」経験者のリアル対処法&アドバイス一覧
リアル対処法&アドバイス
- 宝くじが当たるのを待っている(地方公務員/31歳男性)
- イヤなことをシャットアウトして、無心で毎日を過ごした(介護福祉士/32歳男性)
- 自己啓発本を読みあさって考え方を変えた(旅行営業/26歳女性)
- 上司をこらしめた(プログラマー/26歳男性)
- 忙しすぎて転職先を探す時間さえなかったから、とりあえず辞めた(マーケティング/31歳女性)
- 憧れていた職業の求人を見まくった(経理/32歳男性)
- 頑張った分だけ評価されると聞いて、外資系企業に転職した(法人営業/32歳男性)
- 上司も同僚もいろいろ大変なんだろうな、と思うと、前よりイライラしなくなった(営業事務/27歳女性)
- 社内恋愛したら楽しくなった(広告代理店/25歳女性)
- 座禅に参加した(美容師/24歳女性)
- 異動願を出した(営業/33歳女性)
- 革命を起こした(法人営業/26歳男性)
- どんな相手でも優れている面はある。その部分をリスペクトして、この人には何を言われても仕方ないと思い込んだ(営業事務/30歳男性)
- 自分に後輩ができ、叱(しか)ってくれる人がいることはありがたいと気づいた(研究開発/24歳男性)
- 逃げればいい。人生はやり直せる(運送/24歳男性)
- ネットで同じ境遇の人を探した(製造/28歳男性)
- 新人ということを忘れない(公務員/24歳男性)
- 会社員である以上、給料は誰かに決められる。副業や資産運用など自分で総所得を上げていくことがこれからの時代必要!(SE/28歳男性)
- 今の職業が好きで会社に不満があるなら、同業他社に転職する(エステティシャン/27歳女性)
- 頑張っていたら、自分を見ていてくれる人は必ずいる(サービス業/34歳男性)
- 気楽に生きよう(教員/30歳男性)
- お金、やりがいなど自分の中で優先順位を決める(溶接作業員/25歳男性)
- 自分の考えが一番正しいという思い込みをなくす。人それぞれ価値観は違う(整備士/22歳男性)
- 「給料上げて!」と、家計簿持参で社長に直談判した(ゲーム制作/26歳女性)
- 辞めた(IT関連/27歳男性)
まとめ:視点を変えてみて、現状を楽しむのもあり
現職に不満があり、「仕事を辞めたい」という人は少なくないと思います。
しかし、お金や人間関係、仕事内容など、仕事を辞めたい原因が何であれ、今置かれている環境を変えることはなかなか難しいもの。
「辞めたい」経験者の中には、自分の視点や、考え方を変えて仕事を楽しめるようになったという人もいます。
看護師・保健師。訪問看護のビジナを運営。自由な社風が売り。新卒で病棟、訪問看護を経験した後、ビジナ起業。起業前から現場勤務の傍らでPRESIDENTオンラインやJBプレスに寄稿。現在は経営の傍らで英語論文も執筆。AERAドットやFRIDAYデジタルに取り組みが紹介されている。