訪問看護仕事内容Part7訪問看護に向いている人
2022年10月25日
訪問看護の仕事は病院や介護施設での看護業務とは、また違う特性を持っております。 そのため、向き不向きも顕著に出るため、自分が向いているかどうか知っておくことは今後のキャリアの役に立ちます。 今回は、訪問看護の仕事にチャレンジするか迷っている方に向けて、職場として選ぶ基準となるポイントをまとめました! ぜひ参考にしてみてください。
Contents
訪問看護師に向いている人の特徴
これまで訪問看護ステーションを希望される多くの看護師さんをお話をしてきた経験を踏まえると、訪問看護に向いている人の特徴は以下の通りです。
- 臨機応変の対応ができる人
- 患者さんと近い距離で看護をしたいと考えている人
- 内部・外部でコミュニケーションが取れる人
- 介護業務や生活支援の仕事が苦じゃない人
臨機応変の対応ができる人
訪問看護は、介護施設や病院とは違い、まわりにたくさんの看護師がいる状況ではありません。
指示書に基づいて看護サービスを提供しますが、その場の判断で対応を迫られることもあります。
その状況に合わせて、冷静に対応できる人は、訪問看護の場でも利用者さんや、ご家族からの信頼も得られること間違いなしです。
患者さんと近い距離で看護をしたいと考えている人
訪問看護サービスを提供する方は、毎回担当が決まっていくことが多いです。
そのため、日々の状態を確認しながら医療ケアなどの看護業務をすることができるので、1人1人の声を聴きながら仕事ができる環境です。
日々の変化にも敏感になりますので、看護スキルのみにとどまらずステップアップしたい方はピッタリです。
内部・外部でコミュニケーションが取れる人
訪問看護という立場上、訪問看護ステーションのチームメンバーや、施設訪問時の介護士さん、利用者さんのご家族、連携機関など、関わる人の数も多くなります。
訪問看護を円滑に進めていくためにも、報告や相談、コミュニケーションを取る能力が求められます。
たくさんの人と関わりながら仕事をしていきたい方には、素敵な環境といえます。
介護業務や生活支援の仕事が苦じゃない人
訪問看護の仕事は、医療ケアなどにとどまらず、食事介助やおむつ交換、身の回りのお世話などの生活支援まで対応することもあります。
医療と介護をトータルして考えられる人にとっては、とてもやりがいのある仕事になります。
YouTubeでききたい方
当社代表の坂本がYouTubeでも訪問看護に向いている人、ビジナに向いている人をYouTubeで話しているので気軽にラジオ感覚で聞いてみて下さい😊
訪問看護師に向いていない人の特徴
訪問看護ステーションを希望される多くの看護師さんをお話をしてきた経験を踏まえると、訪問看護に向いていない人の特徴は以下の通りです。
- 決められた指示や業務をこなす事が好きな人
- 医療処置に特化してスキルアップしたい人
- オンコール対応は避けたい人
決められた指示や業務をこなす事が好きな人
訪問看護のお仕事は、特に患者さんと対峙している時間においては、緊急で指示を仰ぐことはあっても、業務の指示がその都度くることはほぼありません。
訪問看護指示書はありますので、何から何まで決めなければいけないというわけではありませんが、患者さんと会話をする中で、自身で判断をしないといけない場面も多々あります。
ルーティーン業務もあまりありませんので、好き嫌いは分かれそうです。
医療処置に特化してスキルアップしたい人
訪問看護師は、医療処置ばかりを日々対応しているわけではありません。
また、最先端の医療に触れながら看護業務をする場面も少ないです。
医療ケアのスキルアップが目的であれば、病院で勤務いただくのが良いでしょう。
ただし、訪問看護ステーションの新規立ち上げを考えている場合などは、実際に仕事をする中で得られるものはたくさんあると思いますよ。
オンコール対応は避けたい人
訪問看護ステーションで勤務をすると、夜間の訪問看護はありませんが、オンコール対応と緊急時の訪問は発生することがあります。
訪問看護を自宅で受けている場合には、体調が急変して緊急性の高いものから、悩みや不安などの小さな問題の解消まで、オンコールの内容は様々です。
稀にオンコール対応がない訪問看護ステーションもありますので、オンコールが嫌だけど訪問看護の仕事も経験したいという方は、そういう職場を探すのもアリですね!
看護師・保健師。訪問看護のビジナを運営。自由な社風が売り。新卒で病棟、訪問看護を経験した後、ビジナ起業。起業前から現場勤務の傍らでPRESIDENTオンラインやJBプレスに寄稿。現在は経営の傍らで英語論文も執筆。AERAドットやFRIDAYデジタルに取り組みが紹介されている。