訪問看護師お給料サイコー!? 訪問看護転職の選び方講座
2022年11月24日
訪問看護師の給料事情に興味ありませんか? 「訪問看護ステーションへ転職を考えているけど、給料とかどうなんだろう?」 「夜勤がしんどくなってきたけど、訪問看護ステーションの給料は、病棟と比べると安い?」 「訪問看護師の求人は、求人によって年収に幅があるんだけど、どうしてだろう?」
Contents
長く働ける会社の条件17選!?
長く働ける会社が備えていることの多い17個の条件を選びました。
- 残業が少ない
- 人間関係が良好
- 休みが多い
- 給料が高い
- 自分の好きな仕事ができる
- 福利厚生が充実している
- 定年まで雇用が安定している
- 業績が安定している
- 育休・産休・介護休暇が取りやすい
- 在宅勤務ができる
- 時短勤務が可能
- スキルを高めていける
- ノルマがきつくない
- 成果が正当に評価される
- 社会貢献度の高い仕事
- 年齢が上がると体力を使わない仕事に異動
- 離職率が低い
これらの中から自分自身が考える「優先度の高い条件」と「できたら備えていて欲しい条件」をそれぞれ2、3個ずつピックアップしましょう。
そしてそれを軸に求人ページなどをみていくことが大切です。
長く働ける会社の条件を押さえてより良い転職を
長く働ける会社とは、自分が求めている条件を備えている会社のことです。
給料の高さや人間関係の良さ、休みの多さなど、譲れない条件を明確にしましょう。
ただし、全ての条件を高水準で満たしている会社はそれほど多くありません。
そのため、今の自分が狙える最高レベルの条件を備えた会社を見つけましょう。
※訪問看護ビジナの特徴
訪問看護師の給料・時給が高い理由は?
訪問看護師の仕事は全体的に給与が高いことが分かりましたが、それには以下の2つの理由が挙げられます。
不人気の傾向があり人手不足であるから
訪問看護師の給与が高い理由として、非常にニーズの高い職種でありながら人材がなかなか集まらないということが挙げられます。
訪問看護はさまざまなスキルが求められることから「仕事がきつい」と言われ、看護業界の中でもとくに不人気な職種です。
その証拠に日本看護師協会が2019年に行った看護師の求人倍率の調査では、全施設の平均が2.34倍なのに対して、訪問看護の分野では平均を大きく上回る3.1倍です。
求人倍率は求人数/転職希望者数ですので、求人倍率が高いほど求人が余っている、つまり人気が高くない求人の種類だと考えることができます。
また求人倍率の高さは、訪問看護の世界が人手不足であることを表していると考えることもでき、それが訪問看護の給与を釣り上げている理由の一つだと言えるでしょう。
オンコール手当の支給があるから
休日のオンコールにおける手当が給与にプラスされるということも、訪問看護師の給与が高い理由です。
訪問看護師の仕事のひとつとして、利用者の方からの緊急連絡を受けるオンコールへの対応がありますが、勤務時間外のオンコール対応には給与手当が支給されます。
オンコール手当の相場は1回2,000~4,000円で、緊急時の呼び出しで出勤した場合には勤務時間に相応した給料が支払われる場合が多いです。
また、夜間対応の施設・オンコール当番が多い施設では、このような手当がさらに多く支給されます。
オンコール手当とは別に「緊急訪問手当」もある
オンコール手当のほかに、オンコールを受けて実際に利用者宅へ訪問した場合、別途「緊急訪問手当」が出ます。
弊社の場合は、移動時間も含めて1時間あたり4,000円程度の手当になります。
オンコールは負担なのか!?
オンコールとは、利用者の急変など緊急時に備えて待機し、いざという時に対応するものです。
だいたい、多いステーションで月5~7回(1~2日程度で交代)
- 少ないステーションで月1~3回(5~7日程度で交代)
オンコール当番には「オンコール手当」が出て、実際に訪問した際は「緊急訪問手当」も別途出ます。
オンコール当番の頻度はそれぞれの訪問看護ステーションで異なるので、詳しくは質問してみてください。
訪問看護師の給料事情
訪問看護師は年収の平均は、350万円〜500万円がボリュームゾーンです。
しかし、求人によっては500万以上の求人や1000万円の文字もありますよね。。。
実は訪問看護師は、役職・地域・オンコール対応・訪問件数などによって大きく変わってきます。
がっつり稼ぎたい方、生活リズムに合わせて働きたい方、どちらも選べるのが訪問看護師です。
今回は、役職・地域・オンコール対応・訪問件数の4つに絞って解説していきたいと思います。
では、一つひとつ解説していきます。
①役職
訪問看護ステーションには、必ず「管理者」を設置しないといけません。
管理者は訪問看護ステーション全体の把握が求められることが多く、その責任・仕事量は大変なものです。
その為、訪問看護ステーションの管理者を務められる人材は少なく、貴重な存在の為、年収の設定が高くなります。
訪問業務からスタッフの教育、勤怠、レセなど多く抱えている管理者の年収は1000万円を超えることもあります。
ただ、「休日対応」「365日オンコール対応」など管理者が行っている事業所もあり、心身ともに疲弊する管理者も少なくないのも現状です。
管理者の年収は500万円〜800万円がボリュームゾーンです。
②地域
訪問看護ステーションは時間売りのビジネスです。
1日に何件回れるかで、売り上げは大きく変わってきます。
要は、移動時間をいかに減らすかが重要になり、住宅が密集している地域は売り上げが出やすくなります。
その為、関東が一番平均年収が高く、関西、東海が続いて年収が高くなります。
また、都心部は自転車で訪問する為、経費が抑えられる点も年収が上がりやすい要因と考えられます。
平均年収が一番低い地域は、九州地方。
③オンコール回数
訪問看護師には夜勤はありませんが、緊急時の対応のためにオンコール体制があります。
自宅などで待機し、夜間電話対応と必要であれば、夜間出動する制度です。
訪問看護師の中には、子育て世代や夜勤をやりたくない方、出来ない方が多く勤務されています。
その為、在宅でオンコール対応が出来る看護師は重宝され、その手当は充実してきています。
夜間出動の有無もありますが、出動すれば一回あたり5000円〜10000円が相場であり、決して安くはありません。
3人以下でオンコール対応を回すことも多いため、オンコール対応だけで年間50万円以上稼ぐ人も少なくないのが現状です。
逆に言うと、オンコール対応しなければ、稼げないということでもあります。
④訪問件数
訪問看護ステーションのビジネスモデルは②でも書いたように時間売りです。
訪問に行った分だけ、売り上げになります。
その為、訪問看護ステーションによっては、カンファレンスやミーティングなどを行わず、訪問件数を評価の基準としているところもあり、その評価の対価としてインセンティブを出しているところも少なくありません。
訪問看護ステーションの1時間あたりの単価は8000円〜10000円程度となります。
その為、ある一定の訪問件数以上は、1件あたり2000円程度のインセンティブをつけても事業として成り立ちます。
稼ぎたい訪問看護師にとっては、こちらの制度の方がありがたいというわけです。
ただ、訪問件数を行かなければ稼げない為、利用者さんの入院などあれば、給料が減ることもあります。
安定を求めるのであれば、インセンティブ制度以外のところの方が良いかもしれませんね。
訪問看護師の給料相場
正社員の場合、9時出社、夕方(17時~18時頃)退社で、休みはカレンダー通りに休めることが多く、これらは病棟看護師と比べ、働き方として大きく異なる点です。
1日の訪問件数は4~5件、訪問時間は1件に付き60分が平均のようです。
注意したいのは、休日休み、夜勤なしと言っても、オンコールや自宅待機があるステーションでは、これらの担当が、月に数回まわって来る可能性があるということです。
実際に要請がくる頻度なども、ステーションによって違いがあります。
平均月収
訪問看護師の月給の相場は25~35万円、年収は400~500万円です。
夜勤や残業がないことを考えると、高水準だと言えます。
しかし、訪問看護師の給料の特徴として
- 働く施設によって大きく異なる
- 住んでいる地域によって異なる
点があげられるので、一概には言えないのが現状です。
東京や大阪などの都市部や、県庁所在地では、基本給が高くなっているケースが多いようですが、地方などまだ訪問看護師という職業の認知度、需要度が低い地域では、残念ながら給料がまだ低い傾向にあります。
手当て
多くの訪問看護ステーションは、基本的に業務は平日の日中のみ行い、業務時間外や休日には、持ち回りで看護師が待機、対応する制度をとっています。
担当する看護師には、オンコール手当、休日手当が支給されます。
オンコール手当は、平日休日によって異なることが多いのですが、1日1,000~3,000円が相場です。
また、実際に呼び出しがあった場合には、通常、残業手当てとしてさらに上乗せされます。
病棟看護師の夜勤手当ほどではないにしろ、あるかないかで、収入に影響します。
昇給、ボーナス
病棟看護師からの転職組が大半以上を占める訪問看護師ですが、給料面での病棟との大きな違いは、賞与や昇給と言えるかもしれません。
賞与や昇給は、運営している経営元が安定していてはじめて発生するものです。
病院は、ある程度経営が安定しているところが多いので、最低でも年に1度、ボーナスや、昇給があって当たり前と思っている看護師さんが多いかもしれません。
しかし、訪問看護ステーションに関して言えば、そうでないところも多くあります。
一言で言えば「訪問看護ステーションによる」のですが、まだまだ賞与や昇給の制度がきちんと整っていなかったり、それだけの経営的余裕がないステーションも多くあるのが現実です。
賞与、昇給に関して、「ないなんて考えられない」という方は、訪問看護ステーションを決める時に、「あって当たり前」と考えず、確認事項のひとつとして意識するようにしましょう。
業務の大変さは勤務先のステーションで異なる
一言に訪問看護と言っても以下の2種類が存在しており、業務の大変さは勤務先の業務形態によって異なってきます。
- 在宅訪問看護
- 施設への訪問看護
在宅訪問介護のステーションでは、必ず移動が伴います。
1件1件のお宅に看護師が訪問し利用者様のお宅でケアを行う在宅訪問看護は、基本的には自転車などで移動可能な距離となりますが、暑い日・寒い日・悪天候でも看護を必要とする利用者さまの元へ向かわなければいけません。
また、移動中は給与が発生しないという施設もあるため、勤務形態や条件はしっかりチェックしましょう。
施設への訪問を主とする在宅看護では、決まった施設に訪問して看護を行います。
施設内での看護は、利用者の方家族との関わりも少なく、業務に集中しやすい環境です。
また、看護や介護のために整備された施設で仕事が行えますし、施設内で行う業務なので複数の利用者の方宅を転々と移動する必要がありません。
地域の施設をいくつか移動しながら業務を行うケースもあるので、全く移動がないというわけではありませんが、この勤務形態では移動が少ないのが特徴です。
訪問看護ステーションの選び方・ポイント
訪問看護はステーション選びで仕事にきつさが左右されるため、適切な職場選びが大切です。
以下では、働きやすい職場の選び方・職場選びのポイントを解説します。
1日の訪問件数で選ぶ
就職先を決める際には、1日に何件のお宅を訪問するのかについて大体の目安を知っておくことが大切です。
一般的には、訪問看護師が1件のお宅にかける時間はおよそ30~40分で、1日の訪問件数は平均4~6件と言われます。
しかし、事業所が受け持つ地域の広さやスタッフの充実度などによって、平均を上回る訪問件数を求められる場合も多いです。
訪問件数を把握しておくことで、必要な移動時間や具体的な働き方などがイメージしやすくなります。
利用者の病状などで選ぶ
どんな症状の方が利用しているのかによっても、仕事のきつさは左右されます。
重症な方や高度な医療措置が必要な方への訪問が多い事業所では、レベルも高い業務を求められます。経験の浅い看護師にとってはきつい職場となるでしょう。
例えば、人工呼吸器を使う方に対しては、ハイレベルな医療行為が求められますし、精神科訪問看護を多く取り扱っているなど、訪問看護ステーションによって取り扱う疾患や重症度はさまざまです。
職場を選ぶ際には、勤務時間や給与だけでなく、どのような利用者の方が多いのかも把握しておきましょう。
勤務先の地域で選ぶ
移動の多い訪問看護では、勤務地も事業所選びの重要なポイントです。
土地勘がある地域を勤務地として選択すれば、住所やルートが把握しやすく働きやすくなるでしょう。
しかし、あまり自分の生活圏に近いとプライベートで利用者家族に遭遇することもあるので、程よい距離間の勤務地を選択するのがおすすめです。
オンコール対応で選ぶ
オンコール対応の頻度も、職場選びの大切なポイントとなります。
オンコール当番が回ってくる頻度は、平均で月1.6回2014年調査とされていますが、実際はステーションによってまちまちです。
オンコールは、一般的には1日1人が担当しますが、利用者が多い大規模ステーションでは第二・第三担当を設けていることもあります。
また、オンコール担当日が少なければいいというものでもありません。
オンコール当番の日には手当てが付くため、頻度が多ければ給料が増えます。
ステーションの職場環境や給料などで選ぶ
職場の旧称や勤務形態など、詳細な情報については転職エージェントに相談するのがおすすめです。
転職エージェントなら、数ある職場の中から自分の希望にあた働き方の職場を紹介してくれ、各職場の条件を見比べられます。
また、転職エージェントを利用すれば、転職活動を全面的にサポートしてくれるので、希望の職場に出会う確率が上がるのでおすすめです。
ビジナのオンコールについてはこちらで紹介しています。
訪問看護大手企業VSベンチャーどっちがいいの?
https://youtu.be/uJOofCXFYxM
YouTubeでもUPしていますが、訪問看護大手企業とベンチャーではまったく性質がことなります。以下に紹介していきます。
ベンチャーと大企業の違い
「ベンチャーと大企業の違いは?」この質問を誰かに尋ねると、多種多様な答えが返ってくることだろう。
はじめに、具体的にベンチャーと大企業の要素をあげていく。改めて、これらの違いがあることを認識してほしい。
まずは大企業のメリット、デメリットから、それぞれ整理していこう。
大企業のメリット
- 社会的信用がある
- 福利厚生が充実している
- 大規模な仕事がある(できるかどうかは別)
- 人が多い
よく言われることだが、やはり安定感はある。
大企業のデメリット
- 職種が選べない
- 上司が選べない
- 勤務地が選べない
- 成果が給与に反映されない
- 出世しないと意味がない→ゆるく勤めると後が痛い
- 出世をすればするほど市場との距離は開く→(ビジネスパーソンとして価値は下がる)
会社が守ってくれる部分が大きいが、その分、全般的に制限が多いのが大企業だ。
中でも、大企業だと「自分の思うようにいかないケース」が多々、見受けられる。極端な例を言うと、総合職で入って、バックオフィスがしたかったのに営業をさせられるなど。
これは例えば、甲子園目指すために高校に入ったのに、バドミントン部にいる状態のようなイメージ。
大企業は、かなり制限を強いられる可能性があるので、個人の決定権が小さいことを押さえておく必要がある。
一方でベンチャー企業はどうだろうか。
ベンチャー企業のメリット
- 裁量権がある
- 昇進しやすい
- 結束が強い、チームワークを感じれる
ベンチャー企業のデメリット
- 社会的信用が小さい(ローンが組みにくい)
- 労働時間が長い
- 責任が大きい
- 成果が給与に反映されない
といったところだろうか。
上記の材料で検討すれば、明快に考察することができるように思う。
したがって「キャリアを間違える可能性」はなくせるであろう。しかし、「あなた自身のキャリア」において、より良い選択ができるかどうかというと、それは限りなくNoに近い。
なぜか?
それは、そもそもの質問「ベンチャーか大企業か?」の問いに対する答えが、判断材料として不足しているからだ…。
まとめ
ここまでざっと説明してきましたが、ビジナでは見学まではちょっという方にカジュアル面談で代表の坂本にいろいろ話をきけちゃうプランも用意していますのでお気軽にご相談ください😊
看護師・保健師。訪問看護のビジナを運営。自由な社風が売り。新卒で病棟、訪問看護を経験した後、ビジナ起業。起業前から現場勤務の傍らでPRESIDENTオンラインやJBプレスに寄稿。現在は経営の傍らで英語論文も執筆。AERAドットやFRIDAYデジタルに取り組みが紹介されている。
【ビジナRecruitment】
ビジナの特徴
※ビジナでは東京、大阪、札幌で一緒に働いてくださる看護師、セラピストを募集中です。特にいまは看護師優遇しますので、ぜひよろしくお願いします🥺
※これからの立ち上げ予定として、ビジナでは福岡(天神)で働いて下さる看護師さん、もしくは管理者候補を募集しております。
※ビジナではLINEからサクッと質問受け付けています😊 いつでも気軽にご質問ください🙇♂️
ビジナ採用情報
>https://visina.jp/recruit/
ビジナ(訪問看護)の紹介動画
>https://youtu.be/TvkPbCQxRBo
@YouTubeより
ビジナLINE
>https://line.me/R/ti/p/%40528ohhrd#~